要約

用途のなくなった XBee Coordinator マザーボードを TWE 親機に転用し，MonoStick の平面アンテナに対する外部アンテナの優位性は認められなかった。 しかし，USB ケーブルとアンテナの位置関係は以前より自由になった。

経緯目的

XBee が全て故障し，マザーボードの使いみちがなくなったので，これを TWEに用いる。

Summary

Reuse of XBee mother board for TWE. Comparing with MonoStick, The external antenna does not show any significance than conventional MonoStick. But antenna installation direction became freer than constrained by USB cable.

Motive

The mother board has been of no use, because all the three XBee End devices broke down.

XBee Coordinator 用のベースボードは 中央のピンヘッダ穴から信号を取り出せるようになっている。これと合わせて 3V3 も FTDI チップの出力から 給電する。TWE とのシリアル接続はクロス接続です。TxD，RxD および GND だけです。

両者を結合する基板は秋月電子の AE-C3 を使用しました。ベースボードは旧型になり，Switchscience はもう回路図の公開を止めている。旧型の回路図 XBee USB Adapter.pdf をサイトにアップロードしているので，必要な方はダウンロード して下さい。

アンテナは Monowireless 指定品を使用しました。接続ケーブルは指定品より長く損失が大きいので電波法云々は問題がないでしょう。

ケースの材質はプロピレンで やわらかくカッターナイフでも簡単に刺さるが，加工硬化のため突き通すのは至難である。USB の口加工を 25mm の ホールソーで明けた。袋状のケースに小さな角穴を明ける簡単な方法がないものだろうか。

子機は屋外の地上 1.8m の高さにあるので，2階の床面近く 0.8m の高さに取り付けた。

一階にある従来の Monostick と同一場所に設置して LQI を比較すると，有為な違いはなかった。逆に Monostick 内蔵の平面アンテナの性能が良いとも 言えるかもしれない。