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Slip21 Math 機能使用例

Slip21 の Math 機能を用いた NiCd 電池の充電電流測定例を紹介する。可変定電圧電源の出力に1Ωの抵抗を取り付け，両端電圧を測定し，その電圧降下を抵抗値で除すると充電電流が記録できる。その電流変化をチャートに表示すると，どの位の充電時間で充電を打ち切ればよいか判定が容易になる。測定時にはリアルタイムにチャートが自動的に更新される。

上図の縦軸はアンペアに相当する。横軸はサンプリング周期が1分なのでそのまま分単位である。Clip をクリックすれば，クリップボードにコピーされるので，画像編集ソフトを用いて加工ができる。また画像キャプチャソフトであれば，チャートウィンドごと画像ファイルに変換できる。電流値の詳細な値は下図のようにリストをスクロールさせれば，値を知る事ができる。 AVG 欄の NaN は温度表示の際に，平均値が表示される機能であり今回のような表示の場合には無視する。

本例では，電圧の測定に DSO の出力を用いたが，Slip21 では MCU H8/3664，H8/3694 にも対応している。詳細は Slip21 の取説を参考にして欲しい。