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旧ハードウェア & 旧 Slip21

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今回ケーブル長 1.1m の2線式シールド線を用いた温度センサと温度センサを搭載した XBee エンドデバイスの駆動計測回路を 製作しました。Fig.1 はその測定例です。

Slip21Chart.png
Fig.1 Chart of Remote and XBee temperature sensor

M3とM2は床から0.6mと1.7mの高さの壁に掛けてあります。M4は XBee からの信号で床に置いてあります。M2が2線式センサです。 M4は机上から床に移動したのでM4の温度が急激に下がっています。XBeeの信号をみると改善の余地があり,対策を施しました。 その結果を Fig.2 に示します。測定点が 3000 を超えると異常出力が発生しなくなっています。
XBee1TP4Kaizen.png
Fig.2 Chart of spontaneous errors and the improvement by hardware

長期間運転していると XBee 受信ボックス内のメッセージが表示されなくなる既知のバグがあります。放置していると元に復帰しまが, 今のところ原因不明です。また Setup 画面中の Save ボタンをクリックした時,エラーが表示される場合がありますがデバッグが できました。「続行」を選択してください。このバグは次回改定します。

今回の改訂では従来の MCU/DSO と XBee を同時に記録します。そこで MCU/DSO, XBee と Both の3つの記録ボタンが必要になり, Tbl.1 に示すような8種類の記録形態があります。

Tbl.1 3-way recording
MeasurementsMCU/DSOXBee
1 1

1
1
2 2

2 1 1Both
3 3

3 2 1Both
4 4

4 3 1Both

Fig.3 は Both ボタンが赤色のオンになっており MCU/DSO と XBee の両方を記録しています。チャートグループ内の M2,M3,M4 がチェックされリアルタイムに描画されています。前回,公開した TDS298 新バージョンで XBee に対応した内容はそのまま Slip21 に継承されていて,設定された値を超えた時 SSL メールを警報として送信します。

Fig.3 Main form
Slip21Apr11.png

Fig.4 は測定取得画面です。

Fig.4 Get form
Slip21Get.png

室内において窓際の壁に,秋月電子の H8/3664F ボードを載せた簡単なマザーボードを掛けてあります。 2線式温度センサとインタ フェース回路はダウンロードすると,pdf ファイル形式で公開しています。